事例集/技術解説 - DX

「映像の力」が「営業力」を加速させる 【日興通信株式会社】

背景

日興通信では、社員一人一人の「活動量アップ」を目的に、様々な取り組みを行っています。特に営業職においては、「お客様と向き合う時間」を少しでも捻出していくために、お客様との面談時間の確保、また面談を行う際、お客様へ提供する情報の質の向上が課題となっていました。

「映像コンテンツ」による営業力の強化

お客様に向き合うことのできる時間の増加

これまでの社内研修や製品勉強会は、集合研修が一般的で、あらかじめ実施時間や開催場所が決められていました。研修へ参加するために、定められた時間を確保する必要があり、これが「営業活動」の負担となっていました。

しかし、研修内容を「映像コンテンツ」として展開することで、忙しい営業活動の中でも、移動時間等の隙間時間を利用した知識習得・情報収集が可能となりました。

製品/サービスの知識向上、提案力の強化

「映像コンテンツ」は何度でも繰り返し視聴が可能です。繰り返し視聴を行うことで、製品やサービスに関する知識をこれまで以上に深めることができます。

また、「映像コンテンツ」による研修の場合、同じ研修内容を受講することになるため、営業担当者全員が一貫した情報と知識を共有することができます。

提案の内容によっては、お客様に「映像コンテンツ」を直接視聴いただくことで、製品やサービスの特長について、より理解を深めてもらうことも可能になりました。

社内スタジオ開設によるさらなる映像の活用

映像の活用領域拡大

2023年4月、日興通信社内に配信スタジオを構築しました。会議室をリノベーションし、社内スタジオ設立。スタジオによる幅広い視覚的表現が可能となり、コンテンツの質が向上しました。

また、コンテンツ制作だけでなく、クラウドや次世代の配信技術SRTの活用や当社テロップシステムを組み合わせたライブ配信も行っています。

スタジオ活用事例

当社においては、現在、社内スタジオを以下のような用途で利用しています。

  • VODコンテンツ撮影
  • 社内イベント配信
  • お客様提案
  • ウェビナー
  • 会社説明会
  • 社内研修
  • 勉強会
スタジオ撮影風景
会社説明会
社内イベント
社内研修
外部から撮影した映像を、テレビ中継のようにスタジオ経由でライブ配信ができます。イベント会場→本社スタジオ→動画共有サービス→視聴者

今後の展望について

スタジオを新たに設置したことで、コンテンツの質が向上し、社外のお客さまからも評価いただけるシーンが増えてきています。現在は、社内に対するコンテンツの提供が中心となっていますが、今後は「お客様向けウェビナー」等、お客様への情報発信にも力を入れていく予定です。