事例集/技術解説 - 働き方改革

業務効率化と労働形態の改革 【日興通信株式会社】

業務効率化と労働形態の改革

日興通信では、ICTを活用し、テレワーク導入などワークスタイルを変革しました。

「在宅勤務」はもちろん、お客様先や移動中による「モバイルワーク」、勤務先以外のオフィススペースによる「サテライト勤務」と、各自の状況、シチュエーションによって、どこにいても、お客様や社内メンバーとコミュニケーションが取れ、業務を遂行できるよう働き方改革を進めています。

業務用スマートフォンの利活用

取り組みの1つとして、スマートフォンを活用した社内事例をご紹介します。

まず、全社員が毎朝、専用アプリから体調管理のアンケート、体温を報告します。日々の業務におけるコミュニケーションや会議は、Zoom、Microsoft Teamsを活用。さらには、固定電話機を廃止し、スマートフォンを内線電話機として利活用することで、どこにいても内線通話ができ、さらに外出先のスマートフォンへ外線電話を転送しています。そのため、オフィスと変わらない環境で業務を遂行することができます。

その他にも専用ポータルサイトから社内規定や営業ツール、VODなどスマートフォン上から瞬時に呼び出すことが可能です。また、緊急時の安否確認を専用アプリから送信することで、社員や現地の被災状況がどういった状況なのか、確認することができます。

その効果として、緊急時の社員の安全確保から、社会変化に対応できる事業継続、さらには場所を選ばない働き方により、生産性の向上へと繋げております。

【スマートフォン活用事例】
【スマートフォン内線電話連携】

テレワークを支えるネットワーク・セキュリティ

テレワークにより、ノートパソコンを外へ持ち出す機会が増えてくると、様々な脅威への対策が必要になります。

公共フリーWi-Fiへの接続や端末の紛失、無償アプリケーションのダウンロードなど、ウイルス感染や情報漏洩の危険性がさらに増してきます。

暗号化によるVPN接続は大前提として、日興通信では、仮想ネットワークをソフトウェアで集中管理するネットワーク技術SDN(SuIREN)による先進ネットワークの構築・運用を行っています。

さらに、このSDNとセキュリティソフトやIT資産管理ソフトを連携させることで、より強固なセキュリティ環境を構築しています。

例えば、登録されていない端末を社内ネットワークへ接続した場合、SDN連携により、ネットワークから自動的に遮断します。また、同様にウイルス感染した端末も自動的に切り離すことができるため、就業時間外でも一次対応を完了することができます。

24時間体制の監視を自動化することで、夜間、休日などシステム管理者が不在の時でも即座に対応ができるよう運用しています。その結果、「止まらないネットワーク」、「ネットワークの見える化」、そして「強固なセキュリティ」を築き、あらゆる環境の変化へも柔軟に対応ができるようネットワーク・セキュリティ基盤を整備しています。

【SKYSEA Client View SDN連携】